1. はじめに
今回は、IT業界に入社してから現在(3年目)の私が、新卒で内定が出てから入社までどんな準備をするべきなのかについて書きます。
私自身大学時代は国際系の学部で、プログラミング未経験で、さらにネットの情報を見るとIT業界はブラックという話をよく見つけていたので、不安しかありませんでした。
ただ、実際に入社してみると自分が想像していたよりずっと楽しく、個人的な感想としては、
「こんな楽しいことをしていてお金がもらえるんだ」
と感じていました。
ただ、もちろん入社前の準備は自分なりに考えて行ってきました。
その経験をもとに入社までにすることを具体的に書いていきます。
これをみて、今から新卒で入社する人の不安が少しでも軽減されると嬉しいです。
2. 入社前に勉強したこと
入社前に勉強したことは大きく2点です。
- プログラミング言語学習
- 情報処理の学習
【プログラミング言語学習】
全くの未経験だったこともあり、不安いっぱいだったので、とりあえずプロゲートをがむしゃらに取り組んだ記憶があります。
言語も特にこだわりがなかったので、SIer業界でよく使われるJavaなどを学習していました。
プログラミング初めての方でJavaを勉強するのは少しハードルが高いかもしれません。
ただ、最初にJavaでプログラミングの基礎を勉強しておくことで、次に他の言語を勉強するのがとても楽になります。
ネットの情報量も多いのでSIerとしてこれから働く人に向けてとてもお勧めできる言語です。
Javaは以下の書籍が詳しく解説してあったのでとても参考になりました。
Javaの開発者に限らず、プログラミング未経験者のバイブル本と言えるくらい本当におすすめの本です。
特に現代のプログラミングでは、必ずといっていいほど取り入れられている「オブジェクト指向」という考え方がとてもわかりやすく解説されているところが魅力です。
※オブジェクト指向とは現実世界の「モノ」を、システムの世界では「属性」と「振る舞い」を持ったオブジェクトとして定義してプログラミングするといったシステム設計する上での概念のこと
初心者には難しいですが、同じシリーズの「実践編」も現場ではよく使う必須の知識ですので、慣れてきたら学習することをおすすめします。
【情報処理の学習】
プログラミング以外では、「基本情報技術者試験」という情報処理に関する全般的な内容を学習できる試験の学習をしていました。
IT業界で働く人にとっては前提となる知識のため、入社前に力を入れて学習しておくと、入社後も所々役に立つ場面が出てきます。
基本情報技術者試験の学習では、参考書での「インプット」と過去問での「アウトプット」で学習を進めていきました。
まずインプットには、以下の「キタミ式」の参考書がとてもわかりやすいです。
私自身、当時は別の参考書で学習していて、内容が全く頭に入ってこず苦労した思い出があります。
こちらの参考書はイラストがメインで描かれているので、直感的に理解しやすい教材になっている点がとてもおすすめです。
アウトプットでは、過去問をとにかく解くことをおすすめします。
特に基本情報技術者試験は過去問と全く同じ問題が出題されることもあるので、そういった意味でも過去問の量をこなすことがポイントです。
過去問は、本で取り組むか、以下の無料で使える「過去問道場」というサイトで学習するかになります。
基本情報技術者試験は、午前試験と午後試験に分かれていて午前試験は一問一答の形式で、午後試験は読解問題が出題されます。
個人的なおすすめは、「午前対策」は過去問道場で取り組み、「午後対策」は以下の本が対策方法を詳しく掲載しているためおすすめです。
※記事執筆時点では2023年度版は出ていないので、購入の際は、最新版がないかチェックすることをおすすめします。
3. まとめ
今回は、IT業界に就職を考えている方がどのような準備をするかについて見ていきました。
入社前にすることは、以下になります。
【プログラミング言語学習】
・プロゲート
・スッキリわかるJava入門 (できれば実践編も)
【情報処理の学習】
・基本情報技術者試験の学習
・インプットでのオススメは「キタミ式」の参考書
・アウトプットでのオススメは過去問をひたすら解く
・午前対策は「過去問道場」、午後対策は「基本情報技術者 午後試験対策書」
入社前に基礎をマスターしておくと入社後かなり楽になりますので、今回の記事を参考にぜひ事前学習に取り組んでみてください!
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